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荒茶工場 / Diary 001

真摯にお茶造りに取り組む農家さんの荒茶工場は、隅々まで掃除が行き届き、常に整理・整頓されていて気持ちがいい。

 

 

その工場で揉まれている荒茶は新緑を思わせる爽やかですっきりとした香りがする。それは、丁寧に育まれた茶葉の香りでもあるけれど、手の行き届いた工場内の清らかで澄んだ空気によるものでもあるのだ。

 

 

先祖代々受け継がれてきたベテラン農家さんが営む古い木造の荒茶工場は、しっとりとした木材の香りで包み込まれている。精揉機で揉まれている荒茶を手に取ると、少しこもった木の香り、例えるなら森林浴をしているような香りが伝わってくる。

 

 

気候や栽培環境などがお茶の香気を決める重要な構成要素に間違いはないと思うけれど、アクセントとして加えるひとつまみのスパイスのように、荒茶工場の空気感や佇まいもお茶の香気を構成する要素の1つではないだろうか。

 

 

玉川という小さな茶産地で、世帯毎に生産されるお茶だからこそ楽しめるニュアンスであり、その香りから荒茶工場の雰囲気を想像してみるのも面白いかもしれません。

 


ちなみに、annon の玉川合組煎茶は森林浴の香り、特選煎茶トウベットウは清らかで澄んだ香りを感じていただけるかもしれません。

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